◆別名:
乾屋敷
◆所在:
名古屋市中村区日比津町4-2-13
◆交通:
◆歴史:
南北朝時代の豪族、野尻掃部の城館である日比津城は現在の大円寺とその北側一帯にあったとされ、境内には名古屋市内でも最古と言われる石塔が二基現存しており、貞治4年(1365年)と応永17年(1410年)の年号が刻まれている。
また『愛知縣神社名鑑』には日比津八幡社ついて『創建は明かではないが、日比津町には往古は乾屋敷の城、栗山の城有。又、武人下野守勝定・野尻藤松らこの地に住居せし事、古書に見え当時、弓矢の守護神として祀った。寛政七乙卯年(1795)以降の棟札八枚を社蔵する。明治6年、据置公許となる』との記載があり、古来よりこの一帯を野尻氏が支配していたと考えられる。
◆現在:
大円寺の入り口脇に日比津城主御菩提寺の石柱が建てられている他、境内には城主の墓が残されている。