小関(おぜき)城

城の近隣にある上野公園前の通り

 

2017年4月9日撮影


◆別名:

 

◆所在:

千種区下方町3丁目

 

◆交通:

 

◆歴史:

尾張誌に記載されている城館で、小関源吾の城と伝わる。

 

応仁の乱の頃(1470年頃)に新居城の水野氏と争って敗れ去った大森城の尾関氏の一族が、同族の小関氏を頼って上野村へと落ち延びたとある事から、室町中期には小関氏がこの地に城館を構えていた事は確かだと思われるが、小関城に関する詳細な記述は無く、不明な点が多い。

 

また、小関源吾は織田信長に仕えたとも、福島正則に仕えたとも言われているが、100m程北側にあった上野城の下方氏も織田信長に仕えている事から、ほぼ同じ時期に小関氏と下方氏が上野村を支配していた事になり、疑問も残る。

 

また、現在の名東区に位置する藤森城を築いた小関三五郎と源吾が同一人物であるとも言われているが、確かな系図が存在しないため確認はできていない。

 

◆現在:

宅地化が進み、遺構などは残されていない。