◆別名:
豊臣秀吉母宅 ・ 持萩中納言邸
◆所在:
◆交通:
◆歴史:
豊臣秀吉の母である大政所の出自は明らかではなく、尾張誌の中に、大政所は御器所村の出身でこの地で秀吉を産んだと言う記載があるが、美濃国の出身とも言われている。
秀吉のお伽衆に大村由己と言う人物がおり、秀吉の伝記をいくつか著しているが、本能寺の変について書かれた『惟任退治記』に『秀吉の出生は貴ならず』とあるが、その後、関白に任ぜられた後に書かれた『関白任官記』では 母親である大政所の父が萩中納言であり、大政所も御所に務めていたと書かれており、これは、秀吉が天皇のご落胤である事を暗に示し、権威付けをした物と考えられており、正しい物とは言えない。
御所屋敷はこれらの文献を元にした物であり、本来の所、実在したかも不明である。
◆現在:
御器所西城にほど近い一角に、屋敷跡の碑と看板が立てられているが、遺構などは残されていない。
2016年に放映されたNHK大河ドラマ『真田丸』の中で、関連の土地として放映され、一時は訪れる人も多かったそうだが、現在は閑静な住宅街の一角となっている。