◆別名:
◆所在:
熱田区白鳥2丁目
◆交通:
◆歴史:
養和元年(1181年)に源行家が築いた、名古屋市内最古の歴史を持つ城館の一つである。
熱田大宮司藤原季範は、娘の由良御前を源氏の棟梁である義朝に嫁がせて縁を結ぶと、一族を率いて保元・平治の乱に出陣するが平氏に敗れ去り、野間の長田屋敷まで逃亡するが、裏切りに会い殺害された。
この地は、季範の別邸があった地で、由良御前はこの地で源頼朝を出産したと伝わる。
幽閉の期間を経て、頼朝は平氏打倒の兵を挙げるが、これに対し平重衝の軍勢が美濃へと進出。
頼朝は義弟の義円(源義経の同母兄)と行家の軍勢を派遣し、源平両軍は墨俣で対峙するが、義円は打ち取られるなど大敗を喫する。
行家は、この地に砦を急造して、平氏の軍勢の進出を防ぐ事にするが、平氏の勢いを止める事はできず、矢作川の戦いでも敗れ去り、東国へと逃げ帰る事になった。
◆現在:
誓願寺となっており、門前に看板が立っている。