善照寺（ぜんしょうじ）砦

2015年2月2日撮影

◆所在：

名古屋市緑区鳴海町字砦

◆交通：

県道36号線にある潮見ヶ丘の信号交差点を南に進み、2本目の路地を西に入った200m先が砦公園となっている。公園の周囲には駐車場が無いので、中島砦や鳴海城と共に徒歩で訪問する事になる。

◆歴史：

今川義元との戦いを前にして織田信長が鳴海城を取り巻くように作らせた砦の一つ。

駿河を出発し三河まで来た義元に対し、本拠地の清須城を出発した信長は鷲津、丸根の両砦が落とされた事を知り、熱田神宮から丹下砦、善照寺砦と移動して中島砦に入った。

中島砦に着いた時は2千騎足らずだったが、桶狭間で義元が休息している情報を得た信長は、中島砦を出て本陣を急襲し、義元の首を取る事に成功。これが有名な桶狭間の戦いである。

◆現在：

丘一帯が砦公園となっているが、はっきりした遺構として整備保存されているわけではない。

公園の一番高い所には展望台があり、そこから大高城や桶狭間一帯まで見渡すことができる。