熱田村(あつたむら)砦


◆別名:

 

◆所在:

名古屋市熱田区沢上2丁目4-23

 

◆交通:

 

◆歴史:

熱田城の位置は諸説あるが、熱田砦と並んで城跡があった有力地の一つである。

 

頼朝が平氏打倒の兵を挙げた時、平重衝の軍勢が美濃へと進出。

頼朝は義弟の義円(源義経の同母兄)と行家の軍勢を派遣し、源平両軍は墨俣で対峙するが、義円は打ち取られるなど大敗を喫する。

行家は、この地に砦を急造して、平氏の軍勢の進出を防ぐ事にするが、平氏の勢いを止める事はできず、矢作川の戦いでも敗れ去り、東国へと逃げ帰る事になった。

  

◆現在:

神明社一帯が城跡との説がある。

現在は埋め立ても進み、宅地化されているが、江戸時代以前はすぐ近くまで海岸線が迫っており、東海道と熱田の港を擁する交易地であった。