氷姉子神社元宮の入り口
2015年5月11日撮影
◆所在:
名古屋市緑区大高町元屋敷
◆交通:
大高ICの西にある氷姉子神社を目的地とすると判りやすい。
神社境内に駐車は可能なので、元宮に行く時も利用できる。
◆歴史:
桶狭間合戦前に大高城を包囲する目的で織田信長が作ったとされる砦。
鷲津砦、丸根砦のように多くの歴史資料には記載されてはおらず、一部の限られた資料にのみ記載があり、位置もはっきりされていないが、大高城を包囲するため、正法寺砦、向山砦とともに南方の砦として存在していたと思われる。
◆現在:
熱田神宮の摂社である氷姉子神社の近辺にあったとされているが、実際に行ってみると、氷姉子神社の西側にある元宮一帯が砦跡のような地形になっており、社のある2か所を郭とし、堀切や土塁と思えなくもない箇所が何か所も存在する。
氷上姉子神社の由緒が書かれた看板。
当初は火上だったが、大火があったため氷上に名前が変わったとされる。
古来『火』が使われる土地は製鉄が行われた地である事が多く、この近辺でも行われていたかもしれない。
また、三種の神器のうち『剣(=火の象徴)』が奉納されている熱田神宮の摂社である事も何か関係があるかも・・・と考えると、地名と歴史が楽しくなる。